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人には味蕾が舌にしかない。
魚には腸管にも鱗にも味蕾が存在する。 彼らは腸で鱗で味わうことができる。 身体で味わうことができる。 人もまだ海にいた頃はそれができた。 陸に上がった今も、その名残を身体の奥底に残している。 今日、新患で来ていただい方だが、治療の終わりが分かり、治療を終えることができた。 自分が持っている身体のイメージをクライアントさんに求める・・・求めると言う表現が正しいか分からないけれど、今はそれしか言葉が分からない。。。 それが、治療だと思う。 一回の治療を終わる合図は、心のささやきでも、空から聞こえてくる鐘の音でもない。 治療の終わりが明確となるのは、問題を抱えたクライアントさんの身体がその問題の範囲で最も適切な治療ができた時・・・または自分のイメージとクライアントさんの身体が重なったときだと思う。 例えるなら風が知らせるような感覚だが、そこに言葉はいらない。 今日来ていただいた新患の方はそれができた。 こう言った感覚が分かる方はたいてい何かしらの、身体活動や芸術活動をされている方である。 聞くと、昔演劇をされており、野口体操にも触れたことがあるらしく、その時に身体の分離を感じたことがあり、頭蓋の治療中それを思い出したと言われた。 治療後、お茶を飲みながら、身体の味わいの話をした。 滅多にこう言ったことは話さないというか、話せない。 「治療行為」と言った次元ではなく、そこには共に作り上げた何かが漂う。 そこでクライアントさんの身体に思い起こされた中心軸と自らの中心軸が共鳴した時に発する私の言葉には嘘が限りなく少ない。 クライアントさんが帰られた後、自分の身体に残った感覚を味わう。 これこそが、自分がやっている治療の醍醐味だ。 嘘が蔓延する世の中で、私も生きる為に嘘をつく。。。 たまにこういったことがあると、自分が与えているという立場ではないことに気付かされる。 ひねくれ者が謙虚になる瞬間。。。
by KARADA-OTAKU
| 2007-09-06 23:45
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