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を個人的に文章にしてみようと思っています。 私がクライミングを始めだした12年前よりも確実に科学のメスがクライミングに入りだしているようです。 高校生の国体選手を対象とした専門家によるトレーニングメニューや栄養摂取の指導などを各グループ毎に組み立て、どのグループがどのような成績を残すかなどの実験も行われていると聞きました。 トレーニングや栄養摂取については既存のスポーツ科学や栄養学で応用が利くと思いますが、もし、私のような徒手療法を行う人間がクライミング界においてオリジナリティを発揮できるとするならば、バイオメカニクス(生体力学)になると思います。 勿論、クライミングムーブについてはそれなりに書かれていますが、一般的な重心の話で留まってしまっているので、初心者〜初級者程度には役立つと思いますが、一通りテクニックを覚えている中級者以上になるとあまり役立つ物ではないと思います。 勿論文章や写真では伝えられる情報量に限界があると思いますし、動画であろうとレベルが高くなければそうそう見て読み取れる物でもありません。 そもそもそんな簡単に伝えられるのであれば、どんなスポーツや技術でも誰でもすぐに上達できることになります。 とは言え、何かまだ他のスポーツと比べても動きに特殊性が高いのと、マイナーであるがために未開の領域があるのではないか?と思うのです。 特殊性が高いと言えど、長嶋茂雄ばりの「ここで腰をキュッ」では話になりませんし、既存の共通言語をクライミングムーブに応用しながら説明していかなければなりません。 そこで、運動連鎖の基本であるOKC(開放連動系)とCKC(閉鎖連動系)と言う言葉(概念)が便利かと思い、これをクライミングに当てはめるとどうなるか?と考えています。 OKCとCKCについてはこちらに簡単に書いています。 クライミングも他のスポーツ同様にCKCがメインとなるのですが、おそらくあらゆるスポーツの中でもCKCの要素が強く、しかもかなり特殊だと思います。 何故ならば、ホールドに触れる部位(主に手と足)はほぼ完全な固定状態となります。 特に手はほぼ完全に固定されています(足はまだ遊びがある) 古いクライミングスタイル(とここでは表現します)である3点支持(片手と両足が固定されている)と違い、現在のクライミングスタイルは2点支持が主立ったものになります。 〈近いうちに写真入りで説明したいと思っております〉 片手と片足ないし両足が固定されているのですから、軸が容易に規定される訳ですから、他のスポーツに比べて自由度は極端に少なくなるにも関わらず、筋力やリーチを考慮しても尚、大きな技術的差異が生まれるのは何故か? と考えていくと少し違う視点が生まれてくるのではないでしょうか? 非常に自由度が限定されていて、重心をいかに足にかける、あるいは伝え、次の一手が出るかでないかの差は何か? 当然それは「軸上で動く体幹操作」の差であると思います。 クライミングテクニックでは、ツイスティングと呼ばれる、体幹(主に腰)の捻りと呼ばれていますが、これを細かく説明し、必要であれば独自の新しい説明する用語またはテクニック名が必要になるかもしれません。 この説明に関して徒手療法の領域からは非常に有用なアイデアは沢山あると思います。 それを使って、クライミングバイオメカニクスに新しい風を導けるのではないかなぁ〜、と、少し夢見ております。
by karada-otaku
| 2009-12-19 23:39
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