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健康を栄養学はもとより、精神力学、変成意識、シャーマニズム・・・と言った「肉体(フィジカル)」「精神(メンタル)」「霊性(スピリチュアル)」といった広く包括的な分野から捉えて考えられています。 実は以前書いたニュース断食もワイル博士が提唱されているものです。 また、TIME誌が選ぶ「最も影響力のある25人の米国人」の一人にも選ばれる程の方なのです。 ワイル博士は世界に先駆けて統合医療に取り組んでいるその先見性の素晴らしさもあるのですが、ワイル博士の本当に凄いところは「ニュートラルな視点」」にあると思います。 まだまだ正当医療(西洋医学)に対して、非正当的な立場にある補完代替医療ではEBM(根拠に基づいた医療)の観点からするとまだまだ「怪しい」とされ、その真価が多くの医療機関に本当の意味で認められる為にはワイル博士のような「ニュートラルな視点」が必要だと思います。 (ただ、このEBMに対しても私は疑問点が多く、そもそも「根拠」とはなんだろう?科学的ということかな?では「科学的」とは?と言ったところから考える必要があると思うのですが、この辺はまた後日・・・ ワイル博士の処女作ナチュラル・マインドードラッグと意識にたいする新しい見方 私は「これを読まずしてワイル博士を語るべからず!!」と思っている程、重要な著書だと思っています。 このナチュラルマインドが発売されたのは1972年。 イギリスではグラムロック真っ盛り。 アメリカではヒッピー(フラワー)ムーブメントの最中、反乱するドラッグ、LSDによる変成意識の実験・・・等、ドラッグに対して実験的・模索の時代だった頃だと思います。 ドラッグに反対する学者の多くがドラッグ未体験者であるにも関わらず、反対論を述べていることにそもそもの疑問を抱いたワイル博士は自らのドラッグ体験も踏まえながら、ドラッグ摂取の前にその人の心的環境或は期待度「セット」とし、ドラッグを摂取する環境「セッティング」と言う概念を踏まえて考えるべきであると提唱しています。 「セット」とは, 例えば、ドラッグに対して悪いイメージ(怖い、依存、気違い・・・)持っている人と、良いイメージ(ハッピー、健康、平和・・・)ではドラッグ摂取する前からドラッグによる反応はある程度決められていること。 「セッティング」とは, ドラッグを摂取する環境が暗い地下室でラウドミュージック等がかかっている場所と、晴れ晴れとした草原のような所で摂取するのではそのドラッグの反応は変わるということ。 ドラッグそのものの薬理学的な効果だけを検証するだけで、上記の「セット」と「セッティング」を無視してしまうのであれば、人間が実際にドラッグを摂取して起こる反応を正しく評価することはできないのではないのか? こう言った観点からワイル博士は二重盲検法(注1)を用いたマリファナ投与実験などを行い、1960年代後半〜1970年代のドラッグ論争に一石を投じることになりました。 ここで出したドラッグはあくまでも1例であり、この「セット」と「セッティング」の概念はあらゆる治療法を検証するときにも便利なものです。 例えば、鍼に対して良いセット(効果的、気持ちいい・・・等)状態の方と、悪いセット(痛い、怖い・・・等)では反応は全く異なるでしょうし、自身が落ち着けるセッティング(治療環境)とそうでないセッティングでも全く異なると予想されます。 ある治療法自身が持つ刺激やその他の効能だけでなく、治療効果にはこの「セット」と「セッティング」の影響が多分に入っていると言えます。 当たり前のことを言っているように感じるかもしれませんが、殆どの人間と言うのは(もちろん私も含めて)あらゆる「常識」と言うものに「セット」され、様々な「セッティング」の中で思考しています。 完全にニュートラルな視点に立って物事を評価するようなことはおそらくできません。 しかし『自分がどのような位置で物事を見ているかに少しでも気付くこと』は今も昔も必要なことだと思います。特に医療人には!! と、言っている私がワイル博士によって「セット」されていたりしてぇ〜(笑) ま、また文章が長くなると、分け分からんこと言ってますが、要は「ワイル博士の著書の真価を分かる為にはナチュラルマインドから読むと良いよ〜」てことですわ〜!? ああ〜、疲れた〜。。。 注1,本物と、外観や手触りなど全く本物と同じに構成された偽物の2種類の用品を準備する。被験者及び試験者には、これらを目隠しや見えないように隠す等の方法で、試験に用いるものが本物あるいは偽物か判らないようにして行う試験。
by KARADA-OTAKU
| 2007-07-27 16:04
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