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オステオパシーには頭蓋を調整する方法が存在し、J.E.アプレジャーD.O.によって、普及しましたが、頭蓋領域のオステオパシーを発見したのはスティル先生であり、それをDig On(掘り下げた)したのがウィリアム・ガーナ・サザーランドD.O.です。
サザーランドD.O.は頭蓋オステオパシー研究の功績から「オステオパシー第二の父」と呼ばれています。 側頭骨と頭頂骨の繋ぎ目(鱗状縫合)が魚の鰓に似ていることから、「頭蓋の縫合部に可動性が存在するのではないか」と考え、ボルトが至る所から突き出すヘルメットを自ら冠られ、頭蓋のどの部位を制限するとどういった問題が全身に及ぶのかを確かめられました。 頭蓋領域のオステオパシーはその神秘性や効果、その他様々な理由からオステオパシーの世界でも「別格」の扱いを受けています。 頭蓋骨の縫合というものは、形態学的にも明らかに動きを伴うような関節ではありません。 しかし、もし頭蓋が全く持って動きがないものであれば、私たちは軽い衝撃を受けただけで、脳に深刻なダメージを及ぼすと考えられます。 もちろん脳はその需要性故、頭蓋骨以外に硬膜・クモ膜・軟膜にまもられ、クモ膜と軟膜の間、クモ膜下には脳脊髄液で満たされ、脳は浮いた状態にあります。 しかし、その脳脊髄液が還流するメカニズムは現代医学でもはっきりとはしておらず、脳動脈拍動によるとか、脳の膨張収縮、脈絡叢での産出、呼吸による内圧変動、リンパ還流・・・様々な推論がなされています。 「動く」と言う表現には私も抵抗を覚えますが、「たわむ」または「膨張収縮する」と言うとしっくりきます。 日本で「小顔、整顔」を謳い、頭蓋オステオパシーは取り上げられ、酷い場合はオステオパシーとリフレクソロジを足して「オステオソロジー」等と言う団体もいます。 断言できますが、こんなものは似非医学以外の何者でもありません。 オステオパシーは医学であり、意味もなく人の形を弄くったり、ましてや金儲けの道具ではありません。 しかし、頭蓋領域のオステオパシーはその神秘性と繊細さ故に、それを行なう者は常に自分の感覚との「妄想」と対峙させられます。 この感覚の「妄想」を克服する方法は解剖学と触診の錬磨、そして経験によって培った「自信」しかないようです。 オステオパシーを学ぶものに取って、頭蓋領域のオステオパシーは遥か彼方に仰ぎ見る巨壁と言う訳なのです。。。
by KARADA-OTAKU
| 2007-07-14 19:53
| オステオパシー
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